伝わらない話

猛暑の厳しさが僅かに和らいだか、それでも信号待ちで汗が、という昨日。
お昼前に地下鉄表参道駅から「俺のフレンチ・イタリアン AOYAMA」に。

セッティングその他して、午後はランチタイムコンサートの2回ステージ。
ほぼ満席のお客様にピアノ演奏と弾き語り。

午後3時過ぎに終了して、地下鉄で15分、四谷三丁目へ。ダイヤモンドクラブに入り休憩の後、軽く一人リハーサル。

夜は「定例デュオライブ 60年代スタンダード特集」
こちらも満席のお客様にお越し頂いて、相方の酒井一郎氏のベースと。
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第一部の特集を終えて、第二部はオールリクエスト。

多くの曲の中にコール・ポーターの"Night and day"。
よせばいいのに、トーク
「関西のお笑い『かしまし娘』のテーマソングにも、ナイトアンドデイの歌詞がありました」と言ったが、お客様誰一人として頷く方はいらっしゃらない。すぐ話題を変えて曲を。

私が少年時代の大人気姉妹トリオで、舞台に出ると必ずオリジナルのテーマソングがあった。
♪うちら陽気な、かしましむすめ~♪と始まって、サビの終わりに
♪明るく歌ってNight and day♪ という歌詞があった。

エノケンなど昭和のお笑いには、ジャズが大衆的だった影響が多くみられる。
東京の「灘康次とモダンカンカン」は『素敵な貴方』をテーマにしている。
なので、この『かしまし娘』の歌詞もコール・ポーターの引用、と、私は思っている。

盛況の内に定例ライブ終演。
お店のチーフ宮本さんは京都出身で東西演芸にも詳しい。
「私はよく知っているけど、あの話題は誰も分からないよ」と。

ステージトークで、「言いたいけど理解を得られぬ話」はあって、年と共に増える。

さて、本は日、池袋「ばがぼんど」ソロ出演。