To each his own

昨日、「俺の割烹」「俺のフレンチ・ターブル・タク」掛け持ちソロ出演。


昨日は"To each his own"を久々に弾き語り、若いお客様よく聴いてくれた。

この曲、冒頭のメロディーは10代から漠然と知っていて和むものを感じていたが、ちゃんと覚えたのは20代になって。

覚えたはいいが、歌など歌ってなかった当時の私は、演奏はしたいがどうにも恰好がつかなかった。

ある時この曲を、モンティーアレキサンダー、ハーブエリス、レイブラウンのトリオ新譜アルバムでアップテンポでの演奏を聴いて、真似てあるライブで演奏した。

終演後マスターが
「私が少年時代に道端で進駐軍がラジオ聴いてたんだ。そこから流れていたのがあの曲でね、何て良い曲だろうってしばらく佇んだ思い出があるんだ。
高浜君、あんなに早いんじゃあイメージ違うよ」

20代半ばだった私、テンポの問題というよりも演奏が不味かったんだと思う。
モンティーの演奏は勿論素晴らしかったんだけど。

その後、40歳過ぎて歌を原曲のバラードとして覚えた。
昨日久々に、歌詞に少々緊張しつつお送りした。

さて、明日はいよいよサントリーホール北村英治さんの米寿コンサート。
私はカルテットとして、第一部に出演。
スコットハミルトン氏との久々の共演が楽しみ。