日本映画

昨日は休みで午後、テレビをつけたらBSで映画が始まった。

小津安二郎監督「晩春」 、昭和24年(1949年)作品

この監督作品の評価が高いことは知っているが、ちゃんと映画を見たことがなかったので、途中まで見てみようくらいの気持ちで観出した。
 
娘役の原節子、父役に笠智衆、その他、杉村春子、月岡夢二、三宅邦子、私が少年期に馴染んだ俳優さんたちも若く、鎌倉を舞台とした父娘の情が淡々と描かれる。

父娘で鎌倉から東京へと出るシーン、当時の銀座風景が面白い。
娘に結婚を勧める父が「私も56歳だ、先が長くない」と言う。

今の60代後半に見える父の風貌と台詞に時代の違いを感じつつ、引き込まれて最後まで観た。

名優と優れた映像、日本の穏やかな風情が心に残った。

さて、今の銀座で本日、穏やかならぬ楽しさをお届け。
シグナス」にて、水森亜土さんとレギュラートリオ(酒井一郎B、八城邦義Dr)での月例ライブ。