ブルースカイズ

10歳前後の記憶のいくつかが感覚的なものだけで理由が定かでない、例えば、何であんなものが怖かっんだろうというようなこともある。
 
子供時分に耳にした「スワニー」とか「恋人よ我に帰れ」などの中で、アーヴィング・バーリンの「ブルースカイズ」を何故だか暗くて古臭く感じた。

子供の耳にマイナー(短調)だから暗く感じたのかと思うが、古臭く感じた理由が今では分からない。

 
かなり以前にピアノ演奏で手掛けた時期があったが、サビのコード進行がアドリブし難くてやらなくなった。
 
それが数日前、何故か突然この曲が気になって歌としての興味が沸いた。
弾き語り、或いはコーラスのアレンジも面白いか。
 
因みに「空」が”Skies”と複数形になるのは、様々な空模様とか”日々”の空を意味する英語表現で、この歌の場合は恋に輝く日々を表現しているのだろう。

♪青空が私に微笑んでいる、ブルーな日々は去り、全ては輝いている

恋真っ只中で暗さは微塵もない。

またまた因むが、アーヴィング・バーリン作品による映画「ホワイトクリスマス」で、女性歌手(ローズマリー・クルーニー)が、失恋したと勘違いするシーン(だったと思う)で「今日は『ブルースカイズ』はやらないわ」と言う訳も今では分かる。