一昨日ブログに書いた歌「リンゴの木の下で」は、作詞ハリー・ウイリアムズ、作曲ヴァン・オースティンによって1905年作とある。
日本では昭和12年(1937年)にディックミネさんの日本語歌詞でヒット、以後は日本歌曲の如く親しまれた。
私も子供の頃から知っていたが、演奏で手掛けたのはプロになって以後。
1980年代後半、俳優としても有名だった谷啓さんのグループでこの曲を演奏した。
その後、テレビ番組の企画で曲のルーツを求めて渡米したが、現地で作曲者のことを知る人は少なかったそうだ。
ヴァースから演奏し原曲の3拍子で演奏の後に日本語で歌うアレンジだった。
1998年、、上海出身の二胡奏者チェンミンさんとの共演でもこの曲を。
彼女は来日後に「上海バンスキング」のビデオでジャズという音楽と出会い、故郷でかつて盛んに演奏されたことも知った。
ディキシー風アレンジで、チェンミンさんが二胡演奏と日本語で歌い、加えて本人作詞の中国語歌詞で私もハモった。
以後、カルテットと私個人のレパートリーになった。
現在、よく出演させて頂いている「俺の」シリーズでも弾き語ることがある。
大半が若いお客様で「サニーサイド」も「月光値千金」も、この曲も知らないだろうが、それなりに楽しんでくれる。
こうして100年以上も前の歌が残っていくのは面白い。
さて本日からプライベートな旅行に出るので、明日からのブログはお休みします。