童謡に隔世の感

昨日、「俺の割烹」俺のフレンチ・ターブル・タク」2店舗掛け持ちソロ出演。
控室で一緒になった系列店舗出演のクラシック演奏家のお二人。

年齢は30歳前後の女性、ピアニストと声楽家お二人の会話。
年配者の集まる演奏会出演で童謡をやりたいけど、あまり曲を知らないね、と。

「『荒城の月』って有名かな?」
「私は何となく知ってるけど、有名なの?」

そこで私、話に割って入った。
「私の子供の頃は日本人で知らない人はいない有名曲だったよ」
お二人、「へー!、そうなんですか、じゃ、やろうか」

まるで外国人が日本人向けの曲選びをしているようにも感じたが、そういう時代なんだなぁ・・・。

次にお一人が「これ知ってる?」とメロディーをハミング、それを聞いたお一人、
「あ、その歌って、タヌキが出て来ない?」
「え~タヌキ~?、あぁ、ポンポコなんとかって歌詞があったね、そうなのかな?」

またまた私、「それは『証城寺の狸囃子』と言う歌でタヌキの歌です」
「えー、やっぱり、そうですか!タイトルからしてタヌキなんだぁ」

隔世の感ありだが、時代と共に音楽教育で取り上げる曲が変わってゆくので、若い世代が知らなくて当然だろう。

童謡・唱歌、かつて子供の為に作られた歌が今では高齢者の懐メロとして喜ばれる。