ジャズだから

昨日、横浜「バーバーバー」、西村協さんのライブは雨にも関わらず多くの協さんファンがお越しになった。
トリオはベース山口雄三さん、ドラム原田俊太郎さんの60代トリオ。

50分ステージでトリオ演奏2曲15分の後、協さん登場、打ち合わせ全くなく曲トークしつつ譜面を配り、初見で演奏もいつものこと。

初見と言ってもほとんど知っている曲で、基本的にコードのみ読む。
音符は書いてあってもアドリブOKということで問題ない。

ジャズの要素のひとつとしてアドリブは重要で、予想した進行と違う形に持って行っても、それに即応する多くの引き出しを持っていなければならない。

それは楽器も歌も同じ。
歌とトリオ伴奏の場合は歌がリードするのが望ましく、エンディングなどにおいて歌が迷うと伴奏(トリオ)も当然迷う、なし崩し終わりでは音楽的満足感も少ない。

いわば映画のラストシーンの映像が乱れて分からなくなるような。

打ち合わせなくても音で予想がつくのでたいていは上手く行くが、時に意見の違いがあっても「なんだ、そっちかい!」と笑い飛ばし、「ジャズだからいいんだよ、人間臭くて良い」と、都合の良い理屈になるんだけど。

歌わないピアニストとして存分に楽しんだ昨夜のライブだった。

歌と楽器での意見の違いがあり得ないのはソロ弾き語り。
本日は青山、ソロ弾き語りで「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」にランチのみ出演。