最後の生存者も

映画「カサブランカ」(1942年)、個人的に時代を経てもなお魅了され続けていて、ついマニアックな話題を書いてしまう。

主演ハンフリー・ボガードのニヒルなカッコよさ、相手役イングリット・バーグマンの美しさ、そしてジャズ曲の楽しみ、あれこれお気に入りのシーンがある。

そのひとつで、リック(ハンフリー・ボガード)に酔って言い寄る美人。

女「昨夜はどこにいたの」
男「そんな昔のことは覚えてないね」
女「今夜は?」
男「そんな先のことは分からない」

この有名なやりとりの後、「もう一杯ちょうだい!」と酒を頼んでリックに「もうよせよ」と止められるのが下の写真。

バックに小さく聴こえるバンド演奏が、"The very thought of you"、「あなたをひたすら想う」の歌詞も演出か。

イメージ 1

マデリーン・ルボーというフランスの女優さんで、当時20歳。
映画ではフランス国家を涙ながらに歌うシーンに再び登場するが、第二次大戦中に制作された映画、演技を越えているようにも感じる。

2~3年前にネットで「出演者中ただ一人の生存者」と知って、ライブでその話をしたことがあった。
 
昨日、そういえばと調べてみると、なんと、昨年5月に92歳で亡くなったそうだ。
ネット上には日米の報道記事もあって、知らなかった私はこの映画のファンとしておそまつながらも、最後の生存者が亡くなったことは惜しい。

さて、本日は一昨日に続いて「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA
ランチライブ 午後1:00 / 2:50 ソロ出演します。