船上のバンド

昨日、青山「俺のフレンチ・イタリアンAOYAMA」、ランチタイムのライブに出演。

満席のお客様、弾き語りとバースデイのお祝い、結婚記念日のお祝いなど、ハッピーな盛り上がりもあって、暑さ忘れるライブ。
だったが、終演して帰宅するとどっと汗。

クルーズで航行中は海風も心地よく、船内はエアコンで汗もかかず快適に過ごせたんだけどなあ。

若手の頃は1泊2拍程度のクルーズ仕事はあったが、長期は北村英治さんとの共演開始後、ふじ丸のアジアンクルーズが初めてだった。

15年前、レジャー船としてのふじ丸最後の航海で、以後は各団体によるチャーター船となって、その翌年からにっぽん丸に乗船させて頂いている。

長年の間に船にスタッフも替わったし、船専属のバンドも変わった。
フィリピン人バンドでダンスタイム、食事、その他、処々連日の演奏を担当。

バンドリーダーはアルトとフルートのロリ―さん、顔がジャッキーチェンにそっくりで、いつも笑顔を絶やさない。

久々にお会いして、前のバンドリーダーはどうしてるかと聞いたら、船の稼ぎでフィリピンに帰国してアパート経営で悠々自適だそうだ。

長く船で仕事することは大変じゃないかと聞くと、"Easy job"(気楽な仕事さ)と。
しかし、年中限られた空間で居住し、一人部屋でなく共同生活で長年となると、一般的な日本人に務まるかどうか。

船には部屋の掃除、レストラン、多くのフィリピン人が勤務している。
以前、船長から伺った話だと「彼らは大変勤勉で、順応性も優れていて固有のプライドで問題を起こすこともない」そうだ。

世界各地の人々、様々な違いがある。

ロリーさんに北村さんの年齢を聞かれて「今年4月で88歳」と言うと、「すごい!」と目を丸くしていた。
これは国が違えど同じ驚きのようだ。