どこでもジャズ

昨日は家内のショッピングにつきあって立川へ行った。

JR立川駅すぐのデパートへ、洋服売り場で「このサイズが」、「この色では」などと、スタッフさんにもあれこれ聞いて、結局買うでもなく見るだけなのは女性の得意技。
 
私は後をついて歩いたり、脇の椅子に座って待ったりの間、耳に留まるBGMがジャズ。

演奏者は分からないが、テナーとピアノトリオのカルテットで見事な演奏、“Night and day”,”Will you still be mine”、その後はウエスモンゴメリーのギターで「エアジン」と続く。
 
デパートを出てランチにしようと近くのイタリアンに入ると、ここも50年代ビバップの典型的なテナー&トランペットのクインテット。数曲後にリー・モーガンの「サイドワインダー」。
 
立川駅から電車3駅で国分寺に移動して駅ビルに入ると、なんとこちらはベニーグッドマン・カルテットの「ウイスパリング」、1930年代の録音が流れるとは。
 
これほど行く先々でとは、まるでドラえもんの「どこでもジャズ」という機械で操作したかのよう。
 
ではあるが、あくまでもBGMであって鑑賞音楽とは違う。
「どこでもジャズ」装置に実演を求められるボタンでもあれば、ジャズ演奏家は皆さん多忙を極めるのだが。
 
とはいえ、スペインのマドリッドに住んでた方、最近パリに行った方から伺った話では、あちらではジャズのライブは少なく、それに比べたら日本はすごく盛んに感じるんだそうで意外だ。