エー効果

出演を多く頂く「俺の」各店舗のお客様は、30前後の若い世代が大半なので、ディズニーナンバーの「ホールニューワールド」「美女と野獣」を最近覚えた。

ディズニーナンバーは映画と一体で、以前から手掛ける「星に願いを」=映画ピノキオ、「いつか王子様が」=映画白雪姫、これはトークもスムーズ。

最近覚えた2曲、「美女と野獣」は映画タイトルもそのままだが、「ホールニューワールド」は映画「アラジン」、これがすんなり出て来ず毎回「えー」が入る。

メモを用意するなり練習するなりで改善出来るが、「えー」が入るとこでお客様が「アラジンだよ」と無言の回答を心に浮かべて、私が言った時に「そうそう!」と納得する効果が・・・、ないとも限らない。

ということで、「えー」を改善しないでいるのだが、先日は予定曲メモに「美女と野獣」と書いたのを見ながら、「これは映画、”えー”・・・『アラジン』」と言ってしまい、ハッ!として、「『ホールニューワールド』をお送りします(汗)」と言うことがあった。

人前での話す時の「えー」は、意味がない言葉として極力避ける方が良しとされるが、落語など話芸における「えー」、或いは無言の「間」は、その後に「何を言うんだろう」という期待感を抱かせる効果がある。

とはいえ、私の「アラジン」前の「えー」が功を奏しているかは、はなはだ疑問である。

さて、本日は「俺のフレンチ銀座コリドー街」にソロ出演。
本日、「美女と野獣」の前に「えー」はつけないように気を付けたい。