昨日、横浜「バーバーバー」に北村英治カルテット(山口雄三B、八城邦義Dr)で出演。
最近、北村さんの曲間トークが長いこともあるが、お客様は楽しんでくれている。
昨夜は「年取ると話しが長くなるので」と自主規制?されて短めのトークで演奏。
この曲の録音時のドラマー、原田イサムさんと以前ご一緒した折に伺った話。
「とにかく物凄いヒットで、当時ジャズ喫茶(現在のジャズライブの意味)に昼夜出てて、毎ステージやらないとお客が承知しないんだ。
だから日に何回も、それが毎日毎日、しばらく続いてねぇ、曲に恨みはないけど、正直”苦痛”だった。
僕はその後は一緒に活動しなかったからやらずに済んだけど、ショウちゃん(鈴木)は死ぬまでだったからなぁ・・・」。
ジャズは同じ曲をやっても日々アドリブやアレンジなど、全く同じということはなく、自己の想像性を加味するところが醍醐味だが、大ヒットしたことでレコードと同じアレンジでやらないとお客様が納得しないとなると、”苦痛”という表現になるだろう。
北村さんも、ヒットした本人が苦痛に思った曲はやらないことにした、という訳を昨夜は割愛、リクエストされた方がご理解されていたら幸いだが。