泊まる5-北京で列車に乗る

テレビで観た中国の列車旅に触発されて、2001年5月、家内と北京―天津の日帰り旅。

北京に飛んで1泊、翌朝地下鉄で北京駅へ、窓口で天津行き特急の指定チケットを買って駅構内へ。

中央のエスカレーターを上がると通路両側に各方面別の待合室が並ぶ、天津の表示を見つけて入ると天上高く広い部屋で何故か懐かしい感じがあった。

ビジネスマンや子連れなどで観光客は少なく、発車30分前に改札が開いてホームに降りた。

f:id:nemannekenarui1955:20200526050713j:plain乗車して指定の席へ、車内冷房は強いがきれいで快適、わずかな空席を残して定刻の発車。北京市街地を抜けると広々とした大地は緑が少なく乾燥した土が目立つ、のどかな風景が続く。

1時間で天津駅に着いてタクシーで繁華街へ、現地に天津甘栗も天津丼もないことを知り、ランチは「天津菜館」と日本にもありそうな店へ、庶民的でとても美味しかった。

家内がデパートに行ってみたいと言うので店のおばちゃんに聞くと「イーシータン」、分からないので紙に書いてもらったら「伊勢丹」、通りの名も書いてくれて「これタクシーに見せて、5~6分で行くよ」と愛想良かった。

列車に乗るのが目的だったので、3時間足らずいただけで北京に戻った。

 

この日帰り旅をリハーサルとして、上海―北京の寝台特急列車旅を計画した。

飛行機なら2時間の距離をあえて14時間かけた旅。

2002年2月、北京出身の演奏家旧正月で帰省する折に鉄道時刻表をお願いし、4月、指定チケットを上海在住の日本人友人Kさんに頼んだ。

5月半ば成田空港を出発、上海空港にKさんが迎えに来てくれ夕食へ、チケットを受け取り代金を支払い、上海駅前のホテルに1泊。

翌朝はお粥の大失敗(5月16日ブログ )からスタートしたが、市内観光の後、大陸寝台列車の旅へ、続きは明日。