冷たい2-氷点下の街

2000年から数年ほど中国旅行にはまり北京へ幾度か、冬は酷寒と聞いて避けていたがツアー料金も安く”””怖いもの見たさの旅記録。

 

2004年2月9日、昼間でも氷点下から2℃との情報に、防寒衣類など用意して成田空港から飛んだ。

春節旧正月)が過ぎた北京は東京とは比べ物にならない寒さで、街歩きも5分ともたず建物に入りたくなる。

どの建物も入口扉と厚手のビニールシート押し分けて入る二重構造で屋内の保温に務めて、ホテルがどこも回転ドアの理由も分かった。

この寒さの中、繁華街「王府井」(ワンフーチン)ですれ違った若い女性がソフトクリームを舐めながら歩いているのに驚いた。

冷えたものは体に入れない伝統も若者は気にしない。

 

市内には昔の運河や人工池や湖など点在、それら全てが凍結しスケートやそりすべりをする人もいた。

雪もちらついたが積もるほどではなく、空気はかなり乾燥していた。

「日壇公園」に行き、歌声が聞こえる方に歩いて行くとお年寄りが3人、伝統音楽で男性が京胡(京劇に使う高音二胡)を弾き、女性がかなり張った声で歌う、この寒さと乾燥の中で喉の強さに感心した(下写真中段)。

その向こうの広場でウエディングの記念撮影、水が乏しく緑豊かとは言えない北京、冬枯れの風景で撮らなくてもと思うが、地元の人は結婚の思い出になるのだろうか、現在でも冬の野外結婚写真を撮るそうだ(写真下段)。

 

酷寒の地上から地下鉄に乗るとあり得ない驚きの体験・・・明日に続く。 

 

「日壇公園」 昔皇帝が太陽神を祀った歴史ある場所。2004年2月10日

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