“Take The ‘A’ Train”「A列車で行こう」はデュークエリントン楽団のテーマで、中高生の吹奏楽でも取り上げられる有名曲のひとつだ。
一昨日の銀座「スイング」でもリクエストがあって、クラリネット奏者の谷口英治さんが「この曲を我々は『A列車』と略して呼びますが」と面白いエピソードをトーク。
横浜のホテルラウンジ出演中に中国系と思われる団体客が来店、そのお一人が共演ギター奏者にリクエストを告げた。
「『A列車』と言ってる」、ステージで演奏したが、団体さんは全く反応なく肩透かしくらった気持ちだった。
後で聞いたら、実は「エーレッシャ」じゃなくて「イエライシャン」だっだ。
「夜来香(イエライシャン)」は中国語も日本語カナ発音とほぼ同じ、私は中国語弾き語りもする曲で、「エーレッシャ」に間違うことなど考えもしなかったが、言われてみれば似ている。
演奏後谷口さんに「さっきのは面白い話だった」と言うと、「まだあるんですよ。堺正章さんの『さらば恋人』って歌あったでしょ、あれを若い人が『さよなら倒壊たてがみ』と聞いて意味不明だったそうで」
正解は「さよならと書いた手紙」で、「さよならとーかいたーてがみ」と歌われるから「倒壊たてがみ」に聴こえたのか。
私世代には懐かしのヒットソングだが、言われてみればである。