以前は、「ニューヨークの地下鉄のことだそうです」とトークしていても、「列車」という言葉からは想像し難かったが、現地で体験して現実的になったので、「地下鉄のことです」と。
世界的に有名なこの曲、皆が地下鉄だと理解している訳でもないだろう。
ユーチューブにある映像で、エリントン楽団が列車の中この曲を演奏しているのだが、地下鉄でなく、車窓の外に野原が走り去る。
本人自ら列車に見立てたくらいだから、聴き手がどうとらえても良いのだろう。
音楽や絵画などの作品鑑賞で、理屈を知れば楽しみも増すが、何も知らなくても楽しめるからこそ名作名演だろう。
今回の旅は私にとって、想像が現実になったことは大きな収穫だった。
それで演奏が急に変わるとも思っていないが、心の絵具が増えたような気持にはなっている。
ロックフェラーセンター70階からのマンハッタンの夜景。中央はエンパイヤステートビル。
アメリカ国旗の3色がライトアップされている。