映画と音楽68―並木大通り

本日、銀座「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。

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映画と音楽68-並木大通り
昨日書いた映画「サンセット大通り」の原題"Sunset Boulevard"でブールヴァードという英単語を覚えた。

仏語由来で幅の広い並木道のことだそうだが、「サンセット並木道」だと何だかのどかで「大通り」がサスペンスに合う。

並木道と訳されたジャズソングが「夢破れし並木道」"Boulevard Of Broken Dreams"。こちらは「夢破れし大通り」だと哀愁が感じられないように思う。

この曲は30年代、作曲ハリー・ウォーレンと作詞アル・デュビン、あの「上海リル」のコンビが書いた。多くの歌手に録音されていて、私はダイアナ・クラールのが気に入ってる。

何故か60年代ヒット歌謡曲「ワンレイニーナイト・イン・トーキョー」によく似ている。

 

サンセット大通り」の監督ビリー・ワイルダー、と言えば思い出す「アパートの鍵貸します」(1960)。主演ジャック・レモンシャーリー・マクレーンで、同じ監督と思えない切なくも心温まるコメディーだった。
同じくジャック・レモン主演の「酒とバラの日々」(1962)、テーマ曲はスタンダードジャズとしても有名、夫婦でアルコール依存症となるシリアスな内容だった。

 

このジャック・レモン2作品に共通して印象的だったのがテレビ。
「アパート~」は一人暮らしの主人公がテレビと共に夕食のピザを、「酒と~」は夫の留守中に妻(リー・レミック)が昼酒に酔いテレビを見ながら失火騒動。
現代人の孤独をテレビが象徴しているようで、ワイルダー作品と記憶したのが20代半ば。
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先日記憶違いを訂正したばかりなので、一応と思いネットで確認。

酒とバラの日々」監督ブレイク・エドワース、瞬間<!>脳天に軽い電気ショック。40年間の思い込み。