映画と音楽93-吹き替え60年代

昨日書いた「ジーン・クルーパ物語」共演俳優ジェームス・ダーレン、60年代の米テレビシリーズ「タイムトンネル」(1966~67)で毎週観た。
作監督は「タワーリングインフェルノ」「ポセイドンアドベンチャー」のアーウィン・アレン、テーマ曲は「スターウォーズ」のジョン・ウイリアムズ、「タイムトンネル」は60年代の緩さも満載だった。


科学者(ジェームス・ダーレン)は同僚と二人で未完成のタイムトンネルに飛び込み、時間の放浪者となる。
古代ローマ、古代モンゴル、中世フランス、ナチスドイツ、毎週何処に行っても言葉に不自由ないことなど全く疑問など抱かず夢中で観た。
現代の科学者が古代兵士と互角に剣で戦い、毎週あわやの場面でタイムスリップ、服は着た切り風呂も床屋も行けず食事もまともにとれないが、常に身なり整い健康でなによりだった。

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スパイ大作戦」("Mission:Impossible")にも夢中だった。
テーマ曲は南米ジャズピアニスト出身の作曲家ラロ・シフリン、今もトム・クルーズのリメイクで使われている。
テレビシリーズ開始は小学生の頃で後年まで長く続いた。
吹き替え陣が見事で出演者の顔と共に焼き付いているが、DVD時代になって初めて原語を聴いた。


初代メンバー、シナモン(バーバラ・ベイン)の吹き替えは現国会議員の山東昭子さん、冷静沈着な大人声だったが、本人の声は可愛さがあって意外だった。
シリーズ後期までリーダー役だったフェルプス(ピーター・グレーブス)の声は若山弦蔵さん、ショーン・コネリーなど洋画スター吹き替えでお馴染み。
少年期に情報バラエティー番組「3時のあなた」ワンコーナーで初めてお顔を拝見し「あ、こんな人なんだ」。
ところがイメージが違ったとの投書が多く寄せられて以後、声優とラジオでのみ活躍された。