映画と音楽144-映画と泉

映画「愛の泉」"Three Coins In The Fountain"(1954)、テーマ曲はイージーリスニングか何かで覚えて演奏するようになり、ジャズっぽい曲でもなくピアノソロで演奏することが多く、時折リクエストもあったのは昭和時代。

30歳近くになって初めてテレビ放映を観たら、テーマ曲はフランク・シナトラが歌っていたが出演はしていない。


この時代ならではの夢物語のような作品で、ローマの「トレビの泉」を中心にカップル3組のラブストーリー。
内容の記憶は漠然としてるが、やけに覚えているシーンがある。
若い女性がセレブ男性の気を引こうと密かに趣味を調べて偶然を装う。
女性が趣味でピッコロを演奏すると言う、男性は「えっ、実は僕も」と喜び、ワインの趣味で女性「ラクリマクリスティー」、男性「えーっ本当に!」と感激。
確かこの後女性は正直に偽装告白したと思う。

 

この長いワインの名前はこの映画のでしか知らず、これまで出会うこともなくネット検索してみた。

輸入商社サイトによると「ラクリマクリスティー」はキリストの涙の意味とあり、さほど高価でもない。

トレビの泉にコインを投げてローマ再訪伝説はこの映画で有名になったそうで、解説によると「トレビ」は3つの道の意味で交差する位置に泉があるそうだ。だから3組カップルだったのか。