台本5-アイドル

昨日、銀座「スイング」、先月は緊急事態宣言でライブ延期となり久々。

右近 茂TS 熊倉未佐子Cl  山口雄三B 八城邦義Dr。

「ローズルーム」でスタート、メンバーで最も若い熊倉さんは北村さんのアレンジをよく覚えていて、イントロ~セカンドリフ~エンディング、1年余り振りに演奏。

ノンアルコール営業に因んで、米国禁酒法時代の2曲「二人でお茶を」「スイートジョージアブラウン」、北村さんと田中邦衛さんの親交に因んだ「古い十字架」を右近さんのクラ、「コーヒールンバ」"Molienndo Cafe"をバンドアレンジで初披露。

あっという間の70分ワンステージだった。

 

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台本5-アイドル
人気アイドルは粋がった若者のようなイメージを持っていたが全く違った、長瀬智也くんはとても謙虚で純な17歳だった。
私を役名で「オギさん」と呼び「オギさんのジャズ渋いっすねー」、TОKIОメンバーが観劇した日、わざわざ楽屋にお一人を連れてきて「彼はバンドでキーボード担当してるんです」と紹介してくれた。
公演開始から何日目か、「さっき富山県から戻ったばかりなんです」と言うのに驚いた。
日舞台が終わってTОKIОに合流し車で富山へ、イカ釣り船でロケ収録してとんぼ返り。
それでも爽やかな笑顔に感心した私「君ほど働く高校生っていないんじゃないか」

 

それまで舞台芝居は毎日同じことを繰り返すものと思っていたが違っていた。
お客の反応に日々新鮮な緊張感があり、トチりは若手もベテランも。
バンドマネージャー役の高杢さん(元チェッカーズ)は舞台前に倒れ込む場面である日客席に転落、パルコ劇場の段差は低いので無事だった。なにかしらのハプニングはほぼ連日で舞台は生きもの。

 

東京公演を終えて大阪に移動、2週間の長期滞在を喜んだのは地元の叔父と娘いとこ夫婦。
観劇後、叔父はTОKIОも長瀬くんも知らず「何で若い娘さんばっかりなんや」
いとこ夫婦はさすがに知っていて、ジャズ演奏をとても喜び「役者があそこまで演奏出来るとは思わなかった、『シング・シング・シング』めっちゃカッコ良かった!」
東京公演の積み重ねで演奏は更に完成度を増していた。