常識説明の難しさ

昨日ブログに白鳥と雁風呂のことを書いたが、シベリヤから渡り来る鳥に愛を注ぐ人がいる一方で戦争が起きる世の理不尽。

そんなことを思いながら午後、福井市河合公民館のジャズヴォーカルレッスンへ、譜面の悩みが多かった。

 

歌の伴奏譜面を皆さんご自身で書かれる。

ト音記号は男声音域が基本となっていてジャズも男声キーで出版される。

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例えば「虹の彼方に」"Over The Rainbow"、初演で歌ったのは少女時代のジュディー・ガーランドでA♭だが、出版譜面はE♭で少々高めだが男性が歌えるキー。

女性が歌う場合は「転調」して書き直すが音楽知識がないと難しく、おおむね正解でも部分的に間違いが生じる。

書いた譜面を伴奏ピアニストにダメ出しされるが、理解出来る説明をもらえない。

それはピアニストにとっての常識を説明することが難しいからで、外人さんに「何故日本人は食事オーダーで『すいません』と謝るのか」と聞かれるような。

私も説明には頭を使うが、ご理解の助けになれば嬉しい。