「ブルースは基本的に12小節を決まった3コードで繰り返す形式」という解説は一般的に理解し難いことと思うし、分かったから何かが変わるもんでもない。
ブルースはアメリカの黒人が自然に形成した音楽だそうで、20世紀に入ってジャズやロックの重要な要素となり、世界の大衆音楽に影響を与えた。
小学6年生頃だった、ベンチャーズやビートルズが好きで兄のギターをいじっていた。
低い方の開放弦(どこも押さえないで験を鳴らす)を鳴らして「おや?」
刺激的で「カッコいい」と感じる曲に共通する音のパターンだと気付いた。
これはロックンロール「ジョニーBグッド」「ロールオーバーベートーベン」「ハウンドドッグ」他多くの曲に共通するコードパターン。
家によく遊びに来ていた兄同級生のお一人が洋楽に詳しく、私が部屋の片隅に座りギターで覚えたパターンを繰り返していると、「和英くんブルースどうやって覚えたの?」
私「ビートルズやらベンチャーズにこんなのが多いから」と答えると、「それはブルースという形なんや」
「ブルース」と言う言葉は昭和歌謡にも多いから知っていたが、このコードパターンの名称だと初めて知った。
ジャズに至るきっかけのひとつとなった瞬間、今も忘れない。