それなり

先の出演予定に向けて練習中の何曲か、その一つが「タイガーラグ」

ディキシーランドジャズ定番曲、過去かなりの回数バンドで演奏したが、ピアノはコード弾くだけで一度もメロディーを弾いたことがない。

10年ほどご無沙汰ながらコード進行もメロディーも大丈夫で、定番のアップテンポでおさらいしている。

「ラグ」はラグタイムの略で、左手がストライド(ベースとコードをブンチャブンチャと弾く)奏法で忙しく動き、よく知られる「A列車で行こう」「枯葉」などスタンダードジャズとはひと味ふた味違う。

その違いはアドリブのフレーズもそうで、それらしい音遣いが味わいを濃くする。

一口に「スタンダード」「ジャズ」と言っても多様で、こういうラグタイムやディキシーなどは音楽的にシンプルでアマチュアのグループも多い。

ならばプロのジャズ演奏家なら簡単かと言うと、それなりの表現方法を身につけていないとその味わいは出ない。

譜面にない即興性が特徴のジャズの面白いとこで、分かる人には分かる違いがある。

言い換えたら、関東人が関西言葉をマネて関西人は違和感抱くのと同じ。

私とて何でも演奏出来るわけでもないが、それなりは大切。

 

5月ー6月スケジュール