「春の海」は小学校(中学?)の音楽授業、レコード鑑賞で箏と尺八で覚えた。
教科書に掲載された作曲者・宮城道雄とヴァイオリニスト・シュメーの写真、和洋楽器共演に強い興味を覚えた。
母に買ってもらったレコードは当時新しい録音で、宮城道雄氏の弟子と尺八の演奏。
聴いていると祖母が「宮城道雄は列車から落ちて亡くなったけど、自殺か事故か分からないんだよ」
何故そんなに詳しいのかと思ったが、作曲者の死は1956年(昭和31年)、私が生まれてまもない頃で祖母の記憶に新しかったんだろう。
因みに宮城氏とルネ・シュメー共演は1932年、YouTubeで聴くことが出来る。
私が始めて演奏したのは43歳頃、共演は中国二胡奏者チェン・ミンさんだった。
その後クラシック・フルート奏者とも共演、この曲は伝統邦楽に洋楽手法を融合した作品で何の楽器でも美しい。