長いが演奏は快適、お客様もよく楽しんでくれて、気分よく一日を終えた。
先日もこのシリーズで若い共演者からの質問に答えたが、昨日も30代半ばの秋葉さんから質問で、「キャバレーではどんなバンドが出演していたのか」。
大規模店にはフルバンドとジャズ系コンボ、歌謡コーラスなど2~3バンド、中小規模店でも2バンドが連日出演。
ステージ終わりにはワルツ(チェンジワルツと呼んだ)で音を切らさぬように、メンバーが一人一人入れ替わりチェンジ、営業中は生演奏が続いた。
と、ここで、秋葉さん「へー!ずっと生演奏だったんですか」
赤坂、銀座あたりには来日有名外タレがショーをやるような高級店も軒を連ねたが、都内各所や地方の津々浦々には、ごく一般のオヤジさん達が仕事を終えて来ていた庶民的な中小規模店もたくさんあった。
中規模店だと、ジャズ系コンボと歌謡コーラスバンドが2つ+歌手、
小規模では、ワンバンド(4人編成くらい)に電子オルガン(エレクトーンなど)かソロピアノがチェンジ。
いずれにしてもバンド以外、スタッフ(フロアー、厨房、経理など)、そして多くのホステス(接客女性)はお客と共に席に着くので、客数も制限される。
あんなに多くの人を雇っても経営が成り立った、今では不思議にすら感じる昭和のひとこまだ。
さて、本日も銀座、「俺のイタリアン TOKYO」出演。本日は、初共演の方もいて、また楽しみ。