指定の入り口は少々分かり難かったが、事前に調べた地図でばっちり。
ある高齢者施設にて、北村英治さんとデュオでコンサートに出演。
この施設に入居されている北村さんの中学同級生のご縁で実現した企画。
広いホールに一般の方も含めて200人越すお客様、1時間15分のジャズコンサート。
演奏終えてお客様から、「お久しぶりね」「リンゴの木の下で」などの曲に、「昔を思い出した」「胸にしみてたまらなかった」と熱いお言葉を頂いた。
終演後、北村さん同級生の那須さんと近くのカフェでお茶会。
那須さんが、コピー書類を持参されていて、「北村君にこれを見て欲しいんだ」。
北村さん「あ、これ・・・!」。
10年ほど前のこと、那須さんが歩いていた通りの脇が工事中だった。
通り過ぎようとして積んである鉄クズが目に入って引き返した。
那須さんは、「あっ、もしや!」とその鉄クズを手に取って見た。
作業員に聞くとゴミとして処分するというので引取り、慶應大学に寄贈した。
戦争当時「軍事教練」という授業があって、武器などの訓練をした。校庭の脇に「武器庫」があったそうだが、終戦でそれらの武器は焼却処分され校庭に埋められた。
那須さん「北村君も教練は覚えているだろ」
北村さん「ああ、陸軍の○○ってのが訓練に来て、すげーいばっててな。
僕は機関銃は撃ってないけど射撃部にいたんだよ。三八式歩兵銃を担いで三田(港区)から新宿の戸山まで歩かされたよ。あそこに練兵場があったろ、あそこで射撃訓練したんだよ」 (三田ー戸山、10km余りはある)
お二人共戦時下で中学時代を過ごされて、16歳で終戦を迎えた。
この他にも貴重なお話しを聞き、資料も拝見したが、また日を改めて紹介したい。