前衛芸術

昨日、池袋「ばがぼんど」で、ご常連と芸術談義に花が咲いた。

お一人が、前衛芸術といわれる、子供のなぐり描きのような絵画や、メロディーもなにもない音楽、それらが全く理解出来ぬと。
お一人が、それは私も同様だが、あれはあれでかなり変わった趣味の人が何か感じるのだと。

そんな話の中でステージ時間となり、ピアノに座った。
しばし黙ってからトーク
「昔、ジョン・ケージという音楽家がいて、4分何十秒という作品がありました。
登場してピアノに座り、何も弾かずに黙っているだけ。その間のお客のざわめきなど、その4分何十秒が作品だと言うんです。」
(お客様:へぇー!)
「今、それをここでやったらギャラもらえないから、普通に弾きます」
(お客様:笑)

私が中学生時代(1970年頃)、長髪やヒッピーなどが流行し、それまでの常識的なものに反するところに価値観を求めた。
そんな風潮から、ロックでもジャズでも前衛的要素を含んだものも多かった。

ジョン・ケージの名を覚えたのもその頃で、そういう芸術に漠然とした魅力を感じたこともあった。
が、全くそちら方面にはいかずに現在に至っている。

さて、本日は「俺の揚子江」ランチタイムのライブ 12:40~。
その後、「俺のフレンチ・タブル・タク」で、15:30~夜まで。