絶妙な

昨日、銀座「シグナス」、水森亜土+トリオ。

ご常連のお一人Kさんが、「今は毎月欠かさず来るようになりましたけど、以前からお休みの月というのはなかったんですか?」と質問。

亜土さんと「シグナス」「アリエス」を月例ライブとして出演するようになって20年余りになると思うが、最初から毎月。
とはいえ、体調不良や仕事の調整がつかないなどで、亜土さん本人やトリオ(私も含めて)が代役ということもあったが。

「シグナス」の壁には出演者のサインが書いてあるが、今は増えることはなく残っているのはかなり以前のもの。

私のは1989年で、当時活動していたジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」としてのサインが残っている。
まだ新しかった店の白い壁にサインした記憶があるが、34歳だったのか。

亜土さんとの出会いもこの頃で、このグループでの金沢市のホテル・ディナーショーの仕事だった。

グループに舞い込んだ仕事だったが、「集客力のある女性歌手をメインに」という条件付きで、マネージャーが「このグループと同系統のライブによく出演しているから」というだけで、面識もなく亜土さんに交渉、快諾してくれた。

今も変わらずお送りする亜土さんの十八番、「アイ・ワナ・ビー・ラブド・バイ・ユー」「港が見える丘」他も、この頃はテンポが違ったり諸処不慣れだったことを思い出す。

ステージを共にする時間を経ることによって、絶妙なコンビネーションの色と味わいになってくる。
極上のウイスキーのような・・・(と、上手いこと言ったけど、自画自賛しすぎ)。

さて本日も絶妙なレギュラー面々と、日本のジャズクラリネット最高峰、北村英治さんとのライブ。銀座「スイング」に出演。