私と同年で、仏語「枯葉」を特訓してくれた方なので、今もお越しになると発音などに緊張しつつであるが、60歳で退職された。
今もあちらに行くことがあるのか聞いてみた。
「年一程度は行きますが、今年はフランスからの独立是非を問う選挙があって、5月辺りまでは落ち着かないから行くとしてもその後ですね」
行政は独自だがフランスの一部、それが独立となると国家補償など何かと大変なこともあって、ここ20年ほど賛否両論が取りざたされているそうだ。
この先、演奏に行く機会が再びあるかどうか分からないが、「天国に一番近い島」と言われる南洋の島も現実はのんびりだけでは暮らせないのは、当然の話か。