ロックンロール

子供時分から好きな音楽のひとつがロックンロールで、チャック・ベリーの「ロールオーバーベートベン」とか、リトル・リチャードの「のっぽのサリー」「カンサスシティ~ヘイ・ヘイヘイ」など。

これらの楽曲は12小節のブルース形式が多く、ジャズ全盛期1930~40年代のブギウギやR&B(リズムアンドブルース)、ジャンプなどと呼ばれる音楽に原型はあった。
そんなことで、私の中ではジャズと別物とは感じていない。

ロックンロールが新曲ヒットしたのは1950年代後半で、私も生まれてはいたが明確に好きになったのはビートルズのカバーによってだった。

後になってオリジナルを知ったが、リトル・リチャードを聴いてポール・マッカトーニーが影響を受けたことを知った。

パワフルな黒人独特のシャウトが魅力だったが、現在も健在なのかとネット検索してみたら、その人生がかなり意外だった。
 
父親が牧師で少年期からゴスペルを歌って評判となった。歌手デビューしロックンロールのスターとなり、人気絶頂の1957年に突然引退して牧師となった。
 
以後はロックンロールを封印してゴスペルシンガーとして活動したが、英国に行った折、聴衆の熱い求めや、デビューしたばかりビートルズが自分をアイドルにしていたことなどあって、再びロック歌手に復帰したそうだ。

70年代のテレビシリーズ「刑事コロンボ」にワンシーン本人役で登場したのを見たことがあるから、向こうでは人気が続いていたのだろう。
 
現在85歳、車椅子でのステージや歌わずに神の教えを説く姿がある。

さて、本日は89歳にして揺るぎないお元気と演奏の見事さ、北村英治さんと銀座「スイング」に出演。