一回り違えば

先日、もうじき34歳になる息子と久々に会った。

離れて住んでいるので普段のことは知らず、親からすると「子供」という意識は続いているが、「新入社員ともう一回り違うから、話しについて行けないことがある」と聞いて、「え、その年で?」と言うと、
「仕事の話は別として、例えばゲームの話しとかそういう娯楽の話になると全く分からない」

そう言われてみれば確かにそうだ。
なにしろ会社という環境に身を置いたことがないので分からないが、私の場合は日常的に20代から90代まで一緒に仕事する。

「俺の」の控室で一緒になる皆さんは30~40代がほとんどだが、世代の違いを感じることなく話せるのは、音楽ということと、皆さんのお気遣いもあるだろう。

とはいえ、5~6年前に「俺の」シリーズ始まった頃、それまで同世代と先輩ばかりの日常から急に若手の方々と一緒になって戸惑いもあった。

うっかり昔のジャズ符丁が相手に通じなかったり、世間話が順調に進んでいるのに、昔の事件を取り上げて「こういうこともあったよね」と言ったら、「そんなことがあったんですか!」と言われたり。

ま、そういうこともあって、今は慣れた。
けど気は使っているけど。