素朴&のうてんき

昨日書いた「白銀の糸」”Silver thread among the gold”を動画サイトで検索すると、ビーリーボーン楽団からビングクロスビーから、カントリー、ジャズ、ロックンロール、多様な録音を聴くことが出来た。
米国ではかなり広く知られた歌のようだ。
 
こういう曲というのは、素朴なメロディーとシンプルなコード進行が魅力だ。
トラッドジャズではこうした類の曲を多く取り上げるが、スイングジャズ以降はより都会的でメロディーもコード進行も少し凝った味わいの曲が多くなる。
 
私は、「いそしぎ」「煙が目にしみる」などジャズ色の濃い曲も好んで弾き語るが、、私の青空」「チャイナタウン」「リンゴの木の下で」などの”素朴&のうてんき”な味わいに、ほっと安らぎを感じてもらえたらとの思いで、それらを織り交ぜてお送りしている。

こういうお古い洋楽は、明治維新以後に学校唱歌に採用されたフォスターやアイルランドスコットランド民謡などに共通する味わいがある。
 
60代以上の方には昭和のどこかで馴染んだ曲かと思うが、全く馴染みなどなかろう若い世代の方も楽しんでくれるところに、演者としての喜びと曲の魅力を感じる。
 
平成も残りひとつきと1日、昭和はますます遠くなるが、これからも変わることなくジャズ色濃い曲から素朴&のうてんきな曲、織り交ぜて奏でたい。