チップ

海外では国によってチップの習慣にも違いがあるが、過去、仕事で海外に行くと一人で行動する時間が少なかったので不慣れだ。

ホテルのベッドに置くチップは、日本の旅館でも担当の中居さんに渡すチップと同じと思えるが、食事やタクシーでは意識しないとうっかり忘れそうになる。

今回アメリカで食事の際、レシートに"TIP"という記入欄にペンで金額を書き、その下に合計金額を記入した店もあって、社会的な習慣であることを実感。

日本でも旅館に限らず、30年ほど前まで生演奏に対するチップがあった。

ライブハウスでは稀だったが、ホテルやバーなど大人が集う場の出演ではチップをよく頂いた。

若手の頃に出演していたレストラン&バーのご常連さん、私よりはうんと年上の方だった。
終戦直後のジャズをよくリクエストされて、演奏する度に「若いのに古い曲をよく知ってるね、ありがとう」と、ピアノ脇にそっとなにがしか置いてお帰りになる。

なんて洒落た大人の方だろうと思っていたが、ぱったりと顔をみせなくなった。

どうしたのかと店主に聞いて驚いた、なんと、その人は詐欺師で、別のご常連が被害にあい警察に届けて手配中だと。

チップに関連して思い出した今は昔のお話。