映画のファーストシーン、夜明けで人通りもないニューヨーク5番街、タクシーが停まって中から黒いドレス姿のヘップバーンが降りる。
ティファニー本店のショーウインドーを覗き込み、袋からパンを出してかじる。
そこに"Breakfast at Tiffany's"のタイトル。
映画の中身よりもこのファーストシーンの印象が強い私、実際に現地でティファニー本店をバスの車窓越しではあったが、見て興奮した。
バスはツアー貸切だったが、ガイドさんは「ティファニー本店です」とだけ、映画には触れず、お客の誰も「あ!」とも言わず、多分、私一人興奮していたのだろう。
そらそうだ、映画をたどる旅という訳でもないし、当然だと思う。
このツアーはニューヨークの前にカナダのナイアガラからスタートした。
ツアー客はもとより、家内に語っても「あんたの好きな映画、みんなあの世行ってるなぁ」と心無い言葉のみ、私一人の趣味であるのは重々承知の上で、ステージでも語ることを控えている。
せめての思いでブログに書かせてもらった。
さて、本日は銀座「俺のフレンチ銀座コリドー街」「俺の割烹」、2店舗掛け持ちソロ出演。