昨日も厳しい残暑、銀座は夜になっても蒸し暑かった。
「俺のフレンチ銀座コリドー街」にソロ出演、「アメージンググレース」に拍手を頂いた。
このシリーズ店舗ではよく演奏するが、いつもお客様の反応が良い。
ゴスペルなど素朴で民謡風の曲、例えば「ダニーボーイ」、「星の界」("What a friend we have in Jejus")、「アニーローリー」他も好きで時折演奏するが、なにより「アメージング~」の受けが良いのは、多分、皆さんメロディーを御存知なのだろう。
素朴で民謡風と書いたのは、元は大抵アイルランドやスコットランド民謡で、アメリカ民謡もその移民によるものが多く、明治以降の日本で音楽教育を通じて大衆に親しまれた。
「埴生の宿」「故郷の廃家」「夕空晴れて」「峠の我が家」、フォスター曲など、私世代が郷愁さえ覚えるのは、子供時分の学校教育のお陰か。
と思って検索してみたら、「アメージンググレース」も近年の中高教育で取り上げているようで、それもあって皆さんご存知なのか。
こういう民謡的なメロディーというのは、ジャズのステージに1曲あるとほっこり和む、と思って演奏している。