映画と音楽35-ビートルズ初の映画

ビートルズ映画のお話を3日間。
幼稚園が終わる頃に我が家にレコードプレーヤーが登場し、歌謡曲やクラシックのレコードが少しずつ増えて行った。
小学校1年に上がった1962年、中学生の兄がビートルズのデビューアルバムを買い、これが急激なブームとなり、小学生でさえ「アワナホージョーヘー」("I Wanna Hold Your Hand"のこと)と口ずさむほどだった。

 

しばらくして「セカンドアルバム」、その他シングル盤も増えて行った。
小学校2~3年生頃、兄とハイカラ趣味の母が私の髪型をビートルズ風にしないかと言いパーマ屋にいくようになった。
昭和30年代の田舎町(福井県あわら市)では珍しかったと思うが、いじめられた記憶がないのは温泉町の気風かと感謝している。

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ビートルズ初の映画「ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!」(1964)"A Hard Days Night"公開、当時は大都市より3か月ほど遅れての地方公開で、メディア情報から更に待つのが普通だった。

高校生になっていた兄に連れられて電車に乗り、福井市の映画館へ。
モノクロ作品で冒頭からいきなり"A Hard Days Night"のイントロがジャーン、4人がファンに追いかけられるシーンにひきつけられた。

大人になって再び観たが筋があるのかないのかシュールな内容だが、写真でしか知らないビートルズが動いてしゃべって演奏して歌うだけで興奮くぎづけ。
映画館を出た時、映像と音楽と自分の髪型が嬉しかったことを鮮明に覚えている。
明日に続く。

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