レコード

幼稚園か小学1年だったと思う、母がレコードプレーヤーを買ってきた。

テレビも電話もない家庭が多い時代で音声メディアとしてラジオだけ、レコードを楽しめることは子供にとっても衝撃的だった。

不味い絵だがこんな感じ、小さなスピーカー内蔵で低音は出なかった。

レコードは昭和初期から蓄音機(電気使用しない再生装置)と共に普及し、母や祖母から昔話として聞いていたが、私がものごころついた頃は家になく、それが出現した。

とりあえずプレーヤーで後はレコード、私は流行歌を聴くものと思い最初の1枚が「スーダラ節」(1961年のヒット曲)と言ったら、母と兄に笑って否定され意外だった。

石原裕次郎など歌謡曲や母がクラシックなど、その内、ナット・キング・コールプラターズ、アンディー・ウイリアムスなど、50年代~60年代の欧米ポピュラーが増えた。

そしてビートルズのデビュー以降はロック、ポップへと広がった。

ジャズ演奏家人生、あの頃覚えた多くの曲が今も芯になっている。

 

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