2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

映画と音楽57-ヒットパレード

昨日、銀座は人もまばら、飲食店前に「緊急事態宣言に伴い休業」の張り紙も。 「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」、両店とも混んだ、お客様全員20~30代。人前で演奏できる喜びと多くの人が集う環境、相互関係ながらちょっと複雑な…

映画と音楽56-スパルタカス

本日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。 なお、「イタリアンJAZZ」は今月一杯(明日まで)で閉店。 映画と音楽56―スパルタカス昨日書いた”ハリウッド全盛期”と言えば、「ベンハー」「クレオパトラ」「エルシド」…

映画と音楽55-水泳女王

昨日”また今度”と書いたトランペッターのハリー・ジェームスが役者として出演する、映画「世紀の女王」"Bathing Beauty"(1944)。主演女優エスター・ウイリアムスは元全米水泳選手権優勝者で、やはり主演作の「水着の女王」(1949)"Neptune's Daug…

映画と音楽54-君を想いて

昨日書いたドリス・デイが出演した映画「情熱の狂騒曲」"Young Man With A Horn"(1950)。トランペット吹きをカーク・ダグラス、歌手役ドリス・デイ、ピアニスト役ホギー・カーマイケル(「スターダスト」の作曲家)。テーマ曲はトランペット名手のハリ…

映画と音楽53-二人でお茶を

昨日、銀座「スイング」。右近 茂(TS&Cl)、鈴木直樹(Cl&SS)、山口雄三(B)、八城邦義Dr)、そして私。 電車も空き気味、銀座もさほど人出は多くないが、ライブは寂しくないほどにお越しになってくれた。動画配信されています。スイングHP 映画と音楽-二人で…

映画と音楽52-スキャット

本日、銀座「スイング」出演。緊急事態宣言に伴い、17:30開店、18:40開演ワンステージのみですので、お越しの際は時間をお間違えないようお願いします。 昨日書いたアラン・ドロンで思い出した、映画「冒険者たち」"Les Adventuriers"(1967)…

映画と音楽51-年上のひと

一昨日だった、フランス女優ナタリー・ドロンさんの訃報。79歳。 アラン・ドロンの元妻でこのシリーズに書いた「サムライ」で夫婦共演していたが、私は映画「個人教授」(1969)を思い出す。若者(ルノー・ベルレ)が年上の女性(ナタリー・ドロン)に…

映画と音楽50-ブルース

映画「フットライトパレード」(1933)の主題歌「上海リル」は当時、ディック・ミネさん他何名かの女性歌手が録音し、日本語歌詞も複数のバージョンがある。終戦後、この曲の冒頭のメロディーを引用した「夜霧のブルース」、そして「上海帰りのリル」の…

映画と音楽49-上海リル

「上海リル」が主題曲の映画「フットライトパレード」(1933)。主演がギャングスターのジェームス・キャグニー、夜霧渦巻く30年代上海、魔性の女、全編に流れるけだるいブルース・・・私の中でストーリーが出来上がっていった。50代になって知人が…

映画と音楽48-上海キャグニー

若い頃にジャズ曲「上海リル」"Shang-hai Lil'"を知った時、「昔の歌謡曲みたいだな」と興味を覚えて譜面を探した。作曲はハリー・ウォーレンで「チャタヌガーチューチュー」他多くの名曲を書いた、作詞はアル・デュビン。 ♪上海の街から街へリルを探しあぐ…

映画と音楽47-上海夜霧

7歳違いの兄が石原裕次郎さんのレコード「夜霧のブルース」をよく聴いていた。小学生の私には歌詞の背景が理解出来なかったが、「夢のスマロかホンキュの街か」の歌詞に謎めいた興味を抱いた・・・この時点でかなりズレた子供だった。その後オリジナルはデ…

映画と音楽46-アナスタシア

子供の頃パット・ブーンの「アナスタシア」というどこか物悲しい歌が好きになり、テーマになった映画を観たい知りたいで20代にテレビで観た。 ロシア革命で帝政が倒され、皇帝の娘アナスタシアは17歳ではかなくも処刑されたが、実は生き延びたという噂が…

映画と音楽45-チャイコフスキー

子供の頃ロシア民謡が流行っていた。家にダークダックスのソノシートブックがあって「ともしび」「赤いサラファン」「トロイカ」など、欧米の明るさや温感と違う美しさを感じたが、ソ連時代で時折目にするニュース映像にどこか硬く暗い印象もあった。高校進…

映画と音楽44ーシェーン

一昨日「俺のフレンチ・イタリアン青山」ソロ出演、お客は少な目だったが演奏の受けは良く、「今はビールの曲として知られていますが、元々サスペンス映画のテーマ曲で」と演奏した「第三の男」も喜んでくれた。緊急事態宣言で許される範囲の営業に苦戦する…

映画と音楽43-ハイヌーン

昨年2月以降休演している定例デュオライブ「究極(9曲)の特集」で「西部劇特集」のアイデアがあった。 選曲する中で歌うかピアノ演奏か迷ったのが「ハイヌーン」、映画「真昼の決闘」(1952)の主題歌。 結婚式上げたばかりの保安官(ゲーリー・クー…

映画と音楽42-いとしのクレメンタイン

本日「俺のフレンチ・イタリアン青山」にソロ出演。 昨日ブログに書いた「いとしのクレメンタイン」がテーマ曲になった映画が「荒野の決闘」(1946)"My Darling Clementine"。子供時分にテレビで観たようにも思うが全く記憶がない。調べたらワイアット…

映画と音楽41-赤い河の谷間

アメリカ民謡「赤い河の谷間」(原題"Red River Valley")は小学校の音楽教科書にも掲載されていて好きだった。テーマ曲として使われたのが西部劇映画「赤い河」"Red River"(1948)で、観たのは50代後半に仕事で乗船した「にっぽん丸」クルーズだった…

映画と音楽40-ベニスの夏の日

以前帰省した時のこと、義姉がイタリア旅行から帰ったばかりでベニスで買ったゴブレットを見せてくれた、その瞬間「あ、旅情だ」とつぶやいた私。映画「旅情」(1955)"Summertime"アメリカから中年の独身女性(キャサリン・ヘップバーン)が休暇でベニ…

映画と音楽39-肖像画

昨日の絵画つながりで肖像画がキーとなる映画のお話。 「ローラ」という曲はジョージ・シアリングの演奏で覚えた。ワンコーラスの中で転調して行くのが音楽的にも面白く、若手時分に演奏した。お洒落で甘い雰囲気もあるこの曲が、映画「ローラ殺人事件」(1…

映画と音楽38-赤い風車

昭和において、電話の声だけで知る人と実際会って想像と違ったことはよくあった。映画音楽も同じで、曲に馴染んだ後「こういう映画だったのか」は多い。 パーシーフェイス・オーケストラで覚えた「ムーランルージュの歌」が好きで、時折演奏した。ジャズとい…

映画と音楽37-ビートルズ解散

飲食店が一斉に夜8時までの営業となって、昨日、銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」、満席ではないにしろ若いお客様がまずまずの入り。 ワンステージのみ、あっと言う間のソロステージ終えて帰路の中央線も空いていた。 映画と音楽3…

映画と音楽36-ビートルズ映画「ヘルプ!」

本日は銀座「俺のイタリアンJAZZ」「俺のやきとり銀座9丁目店」ソロ出演。 緊急事態宣言の午後8時までの営業でワンステージのみ。 全くなくなるより腕と感覚の錆止めに感謝しつつ、お客様の来店や如何に。 映画と音楽36-ビートルズ映画「ヘルプ!」 1…

映画と音楽35-ビートルズ初の映画

ビートルズ映画のお話を3日間。幼稚園が終わる頃に我が家にレコードプレーヤーが登場し、歌謡曲やクラシックのレコードが少しずつ増えて行った。小学校1年に上がった1962年、中学生の兄がビートルズのデビューアルバムを買い、これが急激なブームとな…

1月ー2月 スケジュール 2021年

1月 10日 俺のイタリアンJAZZ / 俺のやきとり銀座9丁目店 16土 俺のフレンチ・イタリアン青山 26火 スイング 銀座 30土 俺のイタリアンJAZZ / 俺のやきとり銀座9丁目店 緊急事態宣言に伴い出演時間など変更されておりますので、 お越しの際には各…

映画と音楽34ーロックンロール

昨日早朝、ブログ更新の下書きして用事でPCを離れたらそのまま忘れ、夕方に知人からのメールで気付き慌ててアップ。どうも、すみません。 昨日の更新「映画と音楽33ーブギウギ」 緊急事態宣言が発出されて、更に私の活動もどうなることやら・・・。 映画…

映画と音楽33-ブギウギ

グレン・ミラー楽団が主演した映画「銀嶺セレナーデ」(1941)で発表された「チャタヌーガチューチュー」、歌詞の一部♪汽笛が"Eight to the bar"を刻む頃はチャタヌガーも近いぞ♪。"Eight to the bar"は直訳すると1小節に8つでブギウギのこと。4拍子…

映画と音楽32-ムーンリバー

昨日書いたナイアガラ観光の後ニューヨークへと移動、ツアーバスで五番街のティファニー本店前を通った。今様のキラキラしたブランドショップとは対照的に歴史を感じる地味な建物だったが、映画「ティファニーで朝食を」(1961)のファーストシーンとほ…

映画と音楽31-ナイアガラ

「カリヨン」は多数の鐘で様々なメロディーを演奏出来る装置で、鐘楼に設置されることが多い。 昨日からのモンローつながりで映画「ナイアガラ」"Niagra"(1953)、挿入曲「キス」"Kiss"とカリヨン鐘楼(Callion Bell Tower)がキーポイント。 観光地ナイ…

映画と音楽30-お熱いのがお好き

年が改まっても変わらずお古いお噂でおつきあい願います。 映画「お熱いのがお好き」""Some Like It Hot、1959年の制作だが舞台は禁酒法時代のシカゴ。ジャズテナー奏者(トニー・カーチス)とベース奏者(ジャック・レモン)はギャングの殺戮現場を目撃…

正月はお琴

正月と言えばお琴、昔は「六段」も耳にしたが最近もっぱら「春の海」が定番。筝曲家の宮城道夫が1929年(昭和4年)に翌年の「歌会始」の為に作曲したそうで、新春に相応しいわけだ。西洋クラシック音楽の要素を取り入れ、ピアノなど洋楽器の演奏にも向…