2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アテレコ経験

昨日書いた「吹き替え」はアテレコとも言って、私もテレビ出演で経験ある。 20年ほど前、バラエティー番組のオープニングで、バンド演奏からスタートして司会者が登場してしゃべる、リハーサルで司会の声が音楽で聴き取り難いからと、楽器の音量を下げてや…

歌声実は

昨日ブログに、映画「脱出」でローレン・バコールが”How Little We Know”を歌うと書いたら、早々にユーチューブ検索してお聴きになった方から「良い曲を楽しみました」と間奏メールを頂いた。 思い付くままに書いているブログにこうしたメールを頂くことは嬉…

音楽の差し替え

私が乗った上海―北京寝台特急の歴史は古く、1932年の映画「上海特急」"Shang-hai Express"は、列車が北京を出て上海に着くまでに起こる事件と人間模様のドラマ。 若い頃にテレビの日本語吹き替え版で見た。 妖艶な美女シャンハイリリーを演じるのはマレ…

泊まる7-寝台列車北京へ

2002年5月 上海―北京1454km、寝台列車の旅の続き。 食堂車から戻ると私の指定寝台に上段の男性が座ってノートパソコンを打っていた。 私たちに気付いて「すみません」と慌てて立ち上がろうとする、「あ、いいですよ、座ってて」と言うとはにかん…

泊まる6-上海から寝台列車の旅

上海―北京は日本の青森から九州ほどの距離で、今では新幹線で5時間足らずだが、2002年は陸路の移動では寝台特急が一番早かった。 それでも14時間、それをあえて選んで初夏の成田から上海浦東国際空港へ飛んだ。 地元在住の友人に取ってもらったチケッ…

泊まる5-北京で列車に乗る

テレビで観た中国の列車旅に触発されて、2001年5月、家内と北京―天津の日帰り旅。 北京に飛んで1泊、翌朝地下鉄で北京駅へ、窓口で天津行き特急の指定チケットを買って駅構内へ。 中央のエスカレーターを上がると通路両側に各方面別の待合室が並ぶ、天…

泊まる4-ハワイの夕陽

2007年6月、北村英治さんとハワイ―横浜10日間クルーズの仕事を頂いた。 「にっぽん丸」世界一周クルーズの最終寄港地ホノルルへ、空路飛んで合流する。 初めてのハワイで、スポーツ苦手でビーチなど似合わない私も「憧れのハワイ航路」「ハワイの若大…

泊まる3-寝台特急「日本海」

2004年1月、仕事で秋田県能代市から富山市へ、雪の影響を心配して寝台列車で移動することになった。 1月4日、東京から新幹線とローカル線乗り継いで夕方近くに能代到着。 ホテルでジャズ好きお医者さんの新年会、演奏を終えるとお弁当を持たせてくれ…

泊まる2-ホテルとジャズ

35年ほど前「札幌グランドホテル」のラウンジ「1934オールドサルーン」に3日間の出演。「1934」はホテル開業年で「その年に作曲されたジャズを入れてもらえたら」と要望を頂いていた。 1930年代は多くのスタンダードジャズ曲が生まれていて、…

泊まる1-カニの宿

小学校低学年の頃、母と乗る電車に「ボテさん」と呼ばれる行商のおばちゃんの荷はカニが満杯、その匂いと乗り物酔いダブルで辛い経験が幾度か。 これがトラウマになって今もテレビ通販のカニも目をそらす。 35年ほど前の12月、若手グループで兵庫県の日…

愛情物語

昨日書いた映画「愛情物語」(1956年)、原題は”The Eddy Duchin Story”で、実在のピアニスト、エディーデューチンの伝記。 ジャズというより「スイートミュージック」と呼ばれるスタイルで、アメリカで1930年代~40年代に活躍した 本人の没後制作…

泣かせるシカケ

グレン・ミラー出演の映画「銀嶺セレナーデ」に登場する曲で「チャタヌガーチューチュー」の他に「アイノウホワイ」"I Know Why And So Do You"もあった。 ♪12月なのにこまどりが鳴く、天井に星が見える、雨でも虹が見える、何故だか君は分かるよね♪ 決して…

グレン・ミラー

2002年のアジアンクルーズ乗船中に、北村さんとアレンジを組み立てた「チャタヌガーチューチュー」、最初に覚えたのは少年時代にテレビで観た映画「グレン・ミラー物語」だった。 映画では第二次世界大戦中の欧州慰問演奏で、ジェームス・スチュアート演…

朝食6-パリといえば

2002年のアジアンクルーズ中、北村英治さんと「チャタヌガーチューチュー」のアレンジが完成しお客様に披露、以後のレパートリーとなった。 この翌年ヨーロッパクルーズの仕事が入って、北村さん「『ボナセラ』歌ってくれないか」と。 ルイ・プリマが5…

朝食5-アジアンクルーズ

2002年、北村英治さんとデュオで「ふじ丸」アジアンクルーズに乗船。 国内で1泊のクルーズ経験はあったが、海外での2週間は初めて。 船は日本からひとつき余りかけてアジア諸国を巡るが、私たちは後半2週間の参加で、2月21日夜、成田から空路シン…

朝食4-中国は粥

高校時代にラジオの「北京放送」で興味を持った中国、40歳過ぎて二胡奏者チェンミンさんとの共演がきっかけで、中国文化と中国語趣味にはまった。 上海公演の話が舞い込んで期待は膨らみ、朝食パン派の私が「絶対お粥だ」と。 2000年6月上海へ、ホテ…

朝食3-海外で

初めて海外へ行ったのは31歳のグアム観光、以後しばらくなくて、44歳の終わる頃に演奏家として初めてオランダに行った。 2000年6月、成田空港からKLM搭乗、スキポール空港からアムステルダム市内へ、歴史的な建物を今に活かし絵画そのままの風景…

朝食2-日本各地で

毎日3食の中で私が一番好きなのは朝食。旅先でも欠かすことはないが、演奏家は早起きが苦手な人が多くたいてい私一人だ。 1980年代半ば、バンドの青森ツアーで下北半島突先の大間へ行った。 今はマグロで有名だが当時耳慣れない地名で、宿泊は港の旅館…

朝食1ー祖母のポキレーター

一日の食事で一番好きなのはと聞かれたら、朝食、一日の味まりに幸せを感じる。 私の祖母はかつて米国で暮らして母が生まれて7歳で帰国、その母から聞いた話だと私の離乳食はオーツミールだったらしい。 物心ついてからの朝食はトーストかコーンフレークに…

海外への憧れ

昨日のブログに書いた「森を歩こう」「そよ風に乗って」「花のささやき」、それぞれドイツ、フランス、イタリアの曲で、この時代アメリカばかりでなくヨーロッパの音楽も人気だった。 庶民的に海外旅行など夢のまた夢だったから、欧米の音楽や映画に大きな憧…

森を歩こう

昨日ブログ「ロックンロールにつながった」で書き終えて、ニュースサイトを見たらなんと、リトル・リチャードの訃報、享年87歳で癌だったそうだ。 ロックンロール創始者のひとりで「ジェニジェニ」「ルシール」「のっぽのサリー」など、ピアノ立ち弾き&歌…

低音の魅力5-外人は低音?

昭和で人気だった海外テレビシリーズは吹き替えで親しんでいて、いざ本人の声を聞くと「低い」と感じた。 吹き替えでも若山弦蔵さんの低音で「バークにまかせろ」のジーン・バリー、「スパイ大作戦」のピーター・グレーブス、「007」のショーン・コネリー…

離島の春

天気予報で別枠の小笠原を見て、そういえば医療設備も十分にない離島でコロナどうなんだろうと検索すると、感染者は出ておらず学校も再開しているようだ。 小笠原諸島の父島に行ったのは、2012年春、北村英治カルテットの仕事で「にっぽん丸」クルーズだ…

ビル・ケニー

昨日ブログに書いた「インクスポッツ」の話をもう少し。 私が若手時分にコーラスグループで”Java Jive”という歌をやっていて、マンハッタントランスファーのコピーだったが、レコード解説「この曲は元々インクスポッツ」とあって、どんなグループかと気にな…

セリフ入り

1940年代に活躍したジャズコーラス「インクスポッツ」、ビル・ケニーの高い歌声で始まって、間奏で低音ヴォイスのセリフ入り、どの曲もおきまりだった。 50年代~60年代、パット・ブーンの”I’ll Be Home”、ブレンダ・リーの”The End Of The World”、…

語ります

昭和30年代のテレビは海外ものが多かったが、西部劇「ボナンザ・カートライト兄弟」も人気だった。 ドラマで父親を演じるローン・グリーンのレコードが出て高校生の兄が買ってきた。 タイトルは「リンゴ」、小学生の私でもビートルズのリンゴ・スターを連…

世界は日の出を待っている

北村英治さんとのオンライン動画(4月26日ブログ)で演奏した「世界は日の出を待っている」”The World Is Waiting For The Sunrise”はカナダの曲、作詞ジーン・ロックハート、作曲アーネスト・サイツ。 サイツは1892年カナダのオンタリオ生まれ、クラ…

低音の魅力4-ボッ付きビートルズ

思い出して「低音の魅力」シリーズ4。 中学2年(1969年)頃、町の電気屋さんがステレオ新製品の紹介を近所の公民館でやるという、それが「ビートルズのレコードコンサート」と聞いて同級生と行った。 2階のちょっと広い部屋にパイプ椅子が並んでいて…

繰り返し

一昨日、姪夫婦の子供たちを預かって、小4国語宿題が「音読」だから聴いてと。 とても上手に読んでいたがふと途切れ「これ何て読むの?」と。 指さした個所をみると「青々」、私「あおあお、だよ」、その後順調に読み終えたので、「さっきの字(々)は漢字…

五月晴れ

昨日、姪夫婦の双子たちを預かった。 ラジコンカーを持参したので小金井公園に行ってみるかと、夏日の陽気に帽子とサングラス、マスクして出かけた。 家から歩いて5分、駐車場は閉鎖されていて正面入口に人の姿なし、公園に入って中を見ると人はまばら、「…